「赤い月」は使徒によってすべての封印が解かれた結果を表しています。
まず、第一の使徒のラッパが吹き鳴らされると、大地と樹木の三分の一が焼けました。次に第二の使徒のラッパが吹き鳴らされると、燃えさかる山のようなものが投げ込まれ、海の三分の一が血となりました。
続いて第三の使徒がラッパを吹くと、「ニガヨモギ」という名の星が現れます。カードの中央に描かれている、長く尾を引いて地上に落下していく光が、その星です。これによって地上の水の三分の一が毒され、多くの人々が命を落としました。
そして第四の使徒がラッパを吹くと、太陽、月、星それぞれの三分の一が暗く翳りました。
しかしこれほどの災いがもたらされても、すべてが死に絶えたわけではありません。絶望的な状況の中にも、希望は残されているのです。